出産日記 産後4日目③
～退院診察と先天性代謝異常検査～
夕方になり、退院診察の時間になりました。
退院診察
退院診察では、血圧測定、体重測定、尿検査、内診をしました。
血圧、尿検査（尿蛋白、尿糖）、内診（子宮復古、悪露）すべて問題ありませんでした。
体重は、出産後初めての測定です。
どれぐらい減っているかなとドキドキしましたが、思っていたよりも少なくてガッカリ。出産直前から約3kgの減少でした。
減ったのはベビちゃんの体重＋胎盤の重さ＋羊水の重さといったところでしょうか。
そして、出産後のむくみの分が増えたのでしょうか。
これから約半年かけて妊娠前の体重に減らさないとなぁ。
ちなみに、妊娠前から出産直前の体重増加は約8kgです。
めざせ！！体重5kg減少！！
それから、本日はベビちゃんの先天性代謝異常検査と血液型検査がありました。
先天性代謝異常検査
先天性代謝異常等検査について
先天性代謝異常等の病気は、早期に発見し、早期に治療を行うことにより、病気による障害の予防又は軽減が期待できるといわれています。
どんな検査をするの？
生後５～７日目の赤ちゃんの足の裏から少量の血液を採って検査します。
採血は、県内の病院や診療所などの医療機関で、検査は専門の検査機関で行います。
この検査で発見される疾患は？
検査を行う疾患は19疾患です。
アミノ酸代謝異常：フェニールケトン尿症、メイプルシロップ尿症、
ホモシスチン尿症、シトルリン血症1型、アルギニノコハク酸尿症
有機酸代謝異常症：メチルマロン酸血症、プロピオン酸血症、イソ吉草酸血症、
メチルクロトニルグリシン尿症、ヒドロキシメチルグルタル酸血症
複合カルボキシラーゼ欠損症、グルタル酸血症1型
脂肪酸代謝異常：中鎖ｱｼﾙCoA脱水素酵素欠損症、極長鎖ｱｼﾙCoA脱水素酵素欠損症、
三頭酵素/長鎖3-ヒドロキシｱｼﾙCoA脱水素酵素欠損症、
カルニチンバルミトイルトランスフェラーゼ-1欠損症
検査結果はどのように確認するのですか？
検査結果は、検査機関から採血した医療機関に報告します。
精密検査が必要な場合には、医療機関から保護者の方にご連絡します。
検査の費用はどのくらいかかるのですか？
検査の費用は県（市）が負担します。なお、その他にかかる費用については、医療機関にお尋ねください。
このように説明書に書かれていました。
初めて聞く疾患ばかりですね。
母子健康手帳にもこの検査のことが書かれているため、新生児に必須の検査なのでしょうね。
私の場合、費用は市が負担し、その他にかかる費用はありませんでした。
そして、検査結果は1ヶ月健診の時に教えてもらえるということでした。
血液型検査
最近は血液型検査をしないことが多いようですが、私の病院では教えてもらえました。
といっても、新生児は、抗体（抗A型抗体、抗B型抗体）がまだ作られていなかったり、抗原（A抗原・B抗原）の反応が弱かったりして、100％の確実さがないため、今のところということです。今後変わる可能性があります。
それでも、血液型って気になるので、教えてもらえてよかったです。
退院診察が終わって、自室に戻って間もなく、光線治療を終えたベビちゃんが戻ってきました。
『おかえり～！！ベビちゃん！！』
新生児黄疸の光線治療のため24時間離れ離れだったのです。
smile-happy-family.hatenablog.com
治療を終えたベビちゃんは日焼けサロン後のように肌が赤くなって、ぽかぽかしていました。
離れていたのはたったの24時間ですが、とっても寂しかったです。（正確には3時間毎の授乳の時だけは会えましたが）
部屋にベビちゃんがいるといないでは大違いです。
お祝ディナーのために来院した夫も久しぶりのベビちゃんとの再会に嬉しそうです。
満面の笑みで抱っこしてミルクを飲ませていました。
その姿に私も思わず笑顔になりました♡
黄疸の値（ビリルビンの値）は、治療前18.5mg/dlから治療後15.2mg/dlに減少しました。
明日の朝、再度検査をして良ければ一緒に退院できます。
ということは、結果によっては、一緒に退院できないということです。
ベビちゃん抜きで帰るのも寂しいので、もしベビちゃんが退院延期の場合は、私ももう一日入院を継続することにしました。
明日の検査、どうか退院可能な値でありますように！！
そのためにもおっぱいとミルクをいっぱい飲んで、おしっことうんちをいっぱい出してね。
