出産日記 出産日② ~分娩開始からベビー誕生~
前回(出産日記 ~陣痛は突然やってきた!!)の続きです。
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陣痛タクシーに乗車し、クリニックに到着。最初の陣痛開始から3時間後のことです。
外来受付し、即座に血圧・体重測定と尿検査。
普段は血圧100/60前後なのに、今日は147!?
検査を終わらせ、待合で待っているとすぐに呼ばれました。
陣痛の波がおさまっていたから、元気よく笑顔で対応すると、看護師さんはびっくり顔!!
クリニックに着いて安心して、痛みが和らいだのかもしれませんね。
内診は後回しになり、先にNST検査をすることになりました。
30分間のNST検査。その間にも陣痛の波がやって来る。
「うぅ~!!」
声は出さずに、ぐっと我慢する。グラフをみると5分間隔ぐらいのような……。
3日前の妊婦健診の時と違って、30分がすごく長く感じた。
さらに15分追加された後、助産師さんがやってきた。
「もう分娩が始まっているから、このまま入院します」
この時、クリニック到着から1時間が経過していました。
夫のいる待合に戻り、このまま入院になることを告げた。
血圧・体重測定と尿検査の為に中に入ったまま出てこない私に、夫は何が起こっているのかと心配でたまらなかったらしい。
案内され、外来からそのまま分娩室(LDR)へ歩いて移動。
ナースステーションに産まれたばかりのベイビーがいて、ふっと和んだのを覚えています。
LDRに入室し、用意されたパジャマ、産褥パンツに着替え、パッドを装着し分娩台に移動。
担当の助産師さんが来て、内診すると、「子宮口が8cmまで開いていて、破水もしていますよ」と告げられた。
「え!?もう8cm!!破水もしているの!?」
びっくり!!着替えた時に生理用ナプキンがパンパンになっていたのは、破水してたってことか!?
NST検査中に破水したっぽい。全然分からなかった。
破水したため、抗生剤の点滴が開始された。
そして、周りでは助産師さんが準備を進めていく。
子宮口が10cmに開くまで、いきむことができないため、ぐっと我慢。
これが辛かった。
分娩室に入室してから約1時間、そのまま分娩は順調に進み、子宮口は10cmに開大。
助産師さんから「あと1~2時間で出産になりそうと」。
ようやくいきんでOKの指示が出た。
私は陣痛開始から子宮口開大まで(分娩第1期)がすごく順調にすすんで、5時間かからなかったが、初産婦さんは通常10~12時間。
この時間が長ければ長いほど、大変なことだと思った。
そして、分娩第2期へ突入。
助産師さんの指示通りに呼吸をしていきむ!!これを何度も繰り返す。
ちょっとずつちょっとずつ、ベイビーが降りてくる。
ベイビーの頭が表れ始め、頭を触れさしてもらった。
この瞬間、ふっと痛みが和らいで、思わず笑顔になりました。
「私が苦しいときは、ベイビーも苦しいとき。
ベイビーが頑張ってるから、私も頑張らなきゃ。
頑張れ!!頑張れ!!」
って言い聞かせてました。
陣痛の波が来た時に、肛門の辺りをテニスボールで押す。助産師さんに代わって夫が担当してくれました。これが、非常に痛みが和らいでありがたかった。
もともと腰痛ヘルニアもちの私は、腰が痛くて痛くて。
助産師さんが横向きにさせてくれたり、夫が腰をさすって支えてくれていました。
夫は慣れない姿勢で必死だったからか、腕がパンパンになっていたそうです。
頭を出す時、呼吸法が変更になり、いきまないようにと。
「ハッ、ハッ、ハッ」と息をはく、そして深呼吸。
この時が一番痛みが強く、いきむのを我慢しないといけなくて、一番辛かった。
そして15分後、ベイビー誕生!!
産まれた瞬間、痛みは一気に消失。
何とも言い表されない感情がどっと押し寄せてきて、涙が溢れていました。
夫も泣いていました。
そして、私も夫も笑顔いっぱいになっていました。
私達夫婦のもとに産まれてきてくれて、本当に本当にありがとう。