ベビちゃん、生後3ヶ月になりました。
3ヶ月になって早々、人生2度目の『予防接種』を受けてきました。
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今回受ける予防接種は、
この5種類です。
上から4種類は、前回と同じもので、2回目の接種になります。
1回目の接種後のベビちゃんの様子は、熱が普段より少し高くなったぐらいだったので、今回も大丈夫でしょう。
そして、四種混合ワクチンは、今回初めての接種になります。
予防接種とは
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママから免疫を分けてもらっています。しかし、分けてもらった免疫は時間の経過とともに失われていくため、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要がでてきます。その助けとなるのが予防接種です。
ワクチンとは
予防接種に使用する薬液を『ワクチン』といいます。ワクチンには大きく分けて『生ワクチン』と『不活化ワクチン』があります。
- 生ワクチン
病気の原因となるウイルスや細菌について、感染しても症状がほとんどでないくらい毒性が弱い性質にしたものを、生きたまま接種して、感染させることで免疫をつくるワクチンです。
(ロタウイルス、BCG、麻疹・風疹、水痘、おたふくかぜなど) - 不活化ワクチン
病気の原因となるウイルスや細菌を処理するなどして、免疫が反応するために必要な成分だけを精製して接種するワクチンです。十分な免疫を得るためには複数回の接種が必要なものが多いです。
(ヒブ、小児肺炎球菌、B型肝炎、4種混合、日本脳炎、二種混合(DT)、子宮頸がんなど)
定期予防接種と任意予防接種
予防接種には予防接種法という法律に基づいて市町村が実施している『定期予防接種』と、それ以外の『任意予防接種』があります。
予防接種は計画的に受けましょう!!
予防接種にはたくさんの種類があります。接種できる年齢や接種の間隔は、予防接種の種類によって決められています。
あるワクチンを接種した場合、次に他のワクチンを接種できるまでの間隔は、生ワクチンは27日以上、不活化ワクチンは6日以上あけます。
また、不活化ワクチンは複数回の接種を受けるものが多いのですが、1回目と2回目は〇日以上の間隔を空けなければいけないといった決まりがワクチンごとにあります。
同時接種について
同時に複数のワクチンを接種する同時接種は、接種医師が必要と判断すれば、保護者の同意を得て行うことができます。早い時期に予防接種を済ませて免疫をつけることが可能なことや、保護者の負担軽減などのメリットがあり、最近は同時接種を行う医療機関が増えています。
それぞれの予防接種について簡単にまとめてみました!!
【 ヒブ(インフルエンザ菌b型)、小児肺炎球菌】
定期予防接種
ヒブ(正式名インフルエンザ菌b型)や肺炎球菌という細菌によって起きる肺炎を予防します。肺炎は様々な原因で起こりますが、肺炎球菌は肺炎の原因としてもっとも多い細菌です。冬に流行するインフルエンザとは関係ありません。
ヒブや肺炎球菌は比較的多くのこどもの鼻やのどに住み着いていますが、そのままでは症状はありません。しかし、まれに体内に侵入し、脳を覆う髄膜を侵す細菌性髄膜炎の他、肺血症、中耳炎といった様々な病気の原因となります。細菌性髄膜炎は亡くなったり、後遺障害が残ることの多い病気で、免疫の未熟な乳児がかかることが多いため、生後2ヶ月以降できるだけ早い時期に接種を開始して、免疫をつけておくことが望まれます。
対象年齢:生後2ヶ月~5歳未満
接種回数と間隔:初回接種 4週以上の間隔で3回
追加接種 ヒブ:初回接種終了から7ヶ月以上後に1回
小児肺炎球菌:初回接種終了から60日以上かつ
1歳の誕生日以降に1回
【B型肝炎】
定期予防接種
B型肝炎ウイルスの感染によっておきる肝臓の病気を予防します。
B型肝炎ウイルスは、出産時の母子感染、性的接触、注射器の回し打ちなど、主に血液や体液を通じて感染します。また、頻度は低いものの、家族間や保育園などで唾液や汗を通じて感染することがあるとも言われています。
子どもは、免疫が未熟なため感染するとウイルスを排除できないことがあり、0歳児で感染した場合、ほとんどの方が将来に渡って持続的に感染してしまいます。持続的に感染した方の一部は将来慢性肝炎に進行し、さらにそのうちの一部は肝硬変や肝がんへ進行してしまいます。
対象年齢:0歳児
接種回数と間隔:3回接種
4週以上の間隔で2回。1回目から20~24週の間隔で1回。
【ロタウイルス】
任意予防接種
乳幼児期に多く起こる感染性胃腸炎を予防します。ロタウイルスは感染性胃腸炎の原因となるウイルスの1つです。1回の感染では免疫が完全にできず、何回も感染を繰り返すことがありますが、だんだん症状が軽くなっていきます。ほとんどの方が5歳までに一度は感染するといわれています。
嘔吐、水のような下痢を繰り返すのが特徴的な症状で、発熱を伴うことも多くみられます。通常は1週間程度で治まりますが、重症になると嘔吐と下痢によって水分が失われ脱水症状で入院が必要になったり、まれに急性脳炎・脳症などの合併症が起こることがあります。
ロタウイルスワクチンは、口から飲むワクチンで、かかっても症状を軽く済ませる効果があります。ワクチンは2種類あり、接種回数が2回と3回のもので、どちらか一方のみを選択して接種します。
対象年齢:2回 生後6週~24週
3回 生後6週~32週
接種間隔:4週以上の間隔
自己負担金:2回 6,400円/回 3回 4,100円/回
定期予防接種
ジフテリア:ジフテリア菌の飛沫感染で起こる病気を予防します。感染すると、喉の腫れによる窒息や菌の出す毒素による心筋炎や神経麻痺が原因で、5~10%程度の方が亡くなります。
百日せき:百日せき菌の飛沫感染で起こる病気を予防します。乳幼児がかかると重症化しやすく、激しい咳による呼吸困難や、脳炎や肺炎を併発して亡くなることもあります。生後3ヶ月から接種可能で、できるだけ早く受けることが望ましいです。
破傷風:土の中に潜んでいる破傷風菌が、傷口から感染しておこる病気を予防します。菌の出す毒素により神経の麻痺が起こり、重症の場合は呼吸筋が麻痺して亡くなることもあります。
不活化ポリオ:ポリオウイルスの感染により、神経が冒され、手足に麻痺が残ったり、呼吸筋の麻痺で死亡することもある病気を予防します。感染しても症状が出なかったり、風邪程度の症状で済む場合がほとんどで、麻痺になる割合は数百人~千人に一人程度といわれています。
日本を含む多くの先進国では根絶させていますが、まだ一部の国々ではポリオの流行が残っています。免疫をもっていないとウイルスが持ち込まれた場合に感染が広がってしまうため、予防接種を行う必要があります。
対象年齢:1期 生後3ヶ月~90ヶ月未満
2期 11歳~13歳未満(ジフテリア・破傷風ワクチンで接種)
接種回数と間隔:1期 初回接種 3週以上の間隔で3回
追加接種 初回接種終了から、12~18ヶ月後
(最低6ヶ月以上後)に1回
2期 1回接種
ベビちゃんの当日の様子
前回と同じように、事前に記入しておいた問診票を提出し、体温測定します。
診察室に入ると、まず口腔内の診察があり、続けて予防接種をしました。
注射の接種は4種類あるので、左の太ももに2種類、右の太ももに2種類、接種しました。
注射するたびに、ベビちゃんは「ギャー!!」と泣き叫びましたが、終わるとすぐに泣き止みました。前回の時と同じ様子です。
最後に、ロタウイルスのワクチンを口から飲んで終了です。
接種後の様子をみるために10分ほど待合室で待機し、会計と次回の問診票を受け取り病院を後にしました。
会計は前回と同じく、ロタウイルス接種が任意接種のため、自己負担額6,400円でした。
今回の予防接種も、何事もなく終わりました。
今回もよく頑張ったね!!ベビちゃん!!
さて、次回の予防接種は、保健所の3(4)ヶ月健診の時に接種するBCGです。
病院で接種するのは、2ヶ月先になります。
次回もおりこうさんできるかな?