生後1ヶ月頃に行う「お宮参り」の次の赤ちゃんのイベントといえば、
生後100日頃に行う『お食い初め』です。
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『お食い初め』という行事は知っていましたが、儀式の方法やそれぞれの食べ物の意味は知りませんでした。
そこで、お食い初めについて調べ、まとめてみました。
それから、我が家で行ったお食い初めの様子を紹介します。
お食い初めとは?
個人差はあるが、新生児の生後100日頃に乳歯が生え始めます。(もっと後じゃないの?昔は早かったのか?と個人的に思いますが・・・)
『お食い初め』とは、この時期(生後100~120日頃)に、赤ちゃんが「一生涯、食べることに困らないように」という願いを込めて、食事をする真似をさせる儀式です。
(参照:Wikipedia)
細かい決まりは地域によって違うこともあり、形式にこだわらない家庭が増えているようです。
医療的とお祝い事では「生後〇日」の数え方が違います
医療的には赤ちゃんが生まれた日を「生後0日」として数えますが、お祝い事では赤ちゃんが生まれた日を「生後1日」として数えます。
私もお食い初めの日を決める時に、生後100日を計算できるサイトを利用して「あれ?」となりました。
医療的な生後99日がお食い初めの生後100日になります。注意してくださいね。
お食い初めの料理
一汁三菜の祝い膳
伝統的な形のお食い初めは、鯛など尾頭つきの魚および、赤飯、お吸い物、煮物(焚きのもの)、香の物の一汁三菜の「祝い膳」が一般的です。
また、 『歯固め石』といって、「丈夫な歯が生えるように」との願いを込めて、小石を添えます。
歯固め石は、地元の神社の境内から授かるもので、儀式が終われば再び境内へ納めます。
食器は、正式には漆器で高足の御膳にしつらえます。器の漆の色も赤ちゃんの性別で異なり、男の子用は内側と外側の両方とも赤色、女の子用は外側が黒色で内側が赤色です。
最近は、お食い初め用の膳でなくても、離乳食用の食器を用いることが増えてきています。
食べ物の意味
尾頭付きの魚(鯛):大海を悠々と泳ぐように成長し、賢い子に育つように。『めでたい』の語呂合わせでもある
お吸い物:母乳をよく吸うことができるように
お吸い物の蛤:2枚貝のように、将来は良き伴侶に巡り会えるように
筍:竹のように生き生きと、まっすぐに生きられるように
昆布:喜びの多い人生を歩めるように
海老:背中が曲がっていることから、長生きするように
儀式の方法
長寿にあやかるという意味で、正式には「養い親」、つまり祖父母や親戚のなかの一番の年長者が行います。
男の子なら男性、女の子なら女性です。
しかし、現在は、年長者にこだわらず両親が行うことが多いようです。
膝に赤ちゃんを座らせ、ご飯→汁物→ご飯→魚→ご飯の順で箸をつけては赤ちゃんの口元に近づけます。つまり、「食べさせるふり」をします。これを3回繰り返します。
歯固めの儀式は、箸の先を歯固め石に軽くあてて、その箸を赤ちゃんの歯茎にそっと触れます。
ここまで、一般的な『お食い初め』についてまとめたことを紹介しました。
次に、我が家の『お食い初め』について紹介します。
我が家の『お食い初め』
我が家には特に風習がないことと、事情によりどちらの祖父母も呼ばないことから、親子3人でお食い初めを行うことにしました。
生後100日頃、自宅でお食い初めの準備するのは大変です。
ということで、 我が家のお食い初めは、全国チェーンの『木曽路』で行うことにしました。
- 準備、料理、後片付けの必要がない
- チェーン店ならでは、そこまでお金をかけずにちょっと贅沢な料理を楽しめる
- 個室でゆっくりできる
- 赤ちゃん用のふとんを用意してくれる
- 記念写真がもらえる
事前に予約します。ベビちゃんのことを考えて時間帯はランチタイムです。
お食い初め膳を予約する場合、大人の人数分他のセット(3,800円?4,000円?以上)を頼まないといけませんので、お食い初め膳と大人の慶祝会席(曙~あけぼの~)2名分を頼みました。
当日、通された個室は、掘りごたつ式のテーブルがある和室です。
部屋は大人2人と赤ちゃん1名にはちょうどいい大きさです。
夫婦とベビちゃん3名分の準備がされていて、ベビちゃんの位置には、赤ちゃん用の簡易ふとんが敷いてありました。
さっそく、お食い初めの料理が運ばれてきました。
尾頭付きの鯛、一汁三菜と赤飯の祝い膳。小槌の中は歯固め石です。
思った以上に豪華です。
歯固め石は、お宮参りの時にいただいたものを持ってきました。小槌の左下の白い石3つが歯固め石です。
箸もお宮参りで頂いた御箸を持参しました。
料理が運ばれると、まず女将さんが記念写真を撮ってくれました。
お願いしたら、自前のスマホでも撮ってもらえましたよ。
次に、お食い初めの儀式です。
ベビちゃんは男の子なので、パパである夫が行いました。
女将さんが付き添って、儀式の方法を教えてくれます。
教えてもらえる通りに行えば大丈夫です。
まず、歯固めの石。
「丈夫な歯が生えますように!!」と言って、箸の先で石に触れ、その箸をベビちゃんの口元にもっていき、優しく触れます。
次に、尾頭付きの鯛。同じように箸の先で鯛に触れ、その箸をベビちゃんの口に優しく触れます。この時は何と言ったか忘れました。
続いて、同じように赤飯、お吸い物、煮物の順に行います。
この順番だったと思いますが、うろ覚えです。
蛤のときは、「良い伴侶と巡り合いますように!!」と言いました。
他の時も、かけ声がありましたが、忘れてしまいました。
これを、正式には3回繰り返しますが、時間の都合でしょうか、省略で1回だけ行いました。
これでお食い初めの儀式は終わりです。
そして、大人の慶祝会席が運ばれてきました。これは一部です。
女将さんが退室された後、自分たちであと2回儀式を行い、写真撮影をしました。
ベビちゃんはそれまでにこにこ楽しそうにしていましたが、お腹が空いたのか泣き始めてしまいました。
授乳し、敷いてあった簡易ふとんに寝かせると、すぐにすやすやと寝入りました。
疲れちゃったのかな。
その間、パパとママは料理を堪能しました。
産後(退院後)こんなにゆっくりと食事するのは、初めてかもしれません。
お食い初め膳と大人の慶祝会席コース。なかなかのボリュームでした。
鯛はお持ち帰りできるようですが、完食しました。
パパは久しぶりにゆっくりとお酒を堪能できて、とてもうれしかったようです。
帰る前に、撮影してくれた写真をメーセージ付きの台紙に入れて、プレゼントしてくれました。写真は2種類ありました。
さらに、祖父母用にと写真を1枚ずつ焼き増しサービスをしてくれました。
料金は、夫のお酒代を含めて、合計で約2万5000円でした。
お食い初め膳が3,000円、大人の慶祝会席が1人7,000円。
お酒飲みすぎって話です。
帰り道、ベビちゃんを抱っこして、酔っ払いでフラフラの夫を連れて帰るのは大変でしたよ。
よっぽど、うれしかったのでしょうね。
平日のランチタイムにしたので、次の予約が入っておらず、時間いっぱいゆっくりと過ごすことができました。
土日や平日でも次の予約が入っていると、2時間という時間制限があります。
お食い初めの儀式をして、夫のようにお酒を飲んで楽しむと2時間ではあまりにも短いですね。お酒を堪能したい方は、平日の予約をおすすめします。
ちなみにベビちゃんの服装は紋付き袴でキメました。
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まとめ
『お食い初め』は、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにという願いを込めた行事です。
そして、食べ物にはそれぞれとても重要な意味が込められているのですね。
その意味を考えながら、お祝し、お食い初めを楽しめるといいですね。