明日(2018年3月31日)、とうとう、この日がやってきます。
何の日かと言いますと、 『メルヘンハウス』が閉店する日です。
『メルヘンハウス』は、以前紹介したことがありますが、日本で最初の、「子どもの本」専門店であり、子どもの本屋さんが全国に登場する先駆けとなった本屋さんです。
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1973年にオープンした『メルヘンハウス』は、2018年3月31日に、45年間の歴史に幕を下ろします。
開業当時より、「子どもの優れた感性をきちんと考えた本屋」というコンセプトを大事にし、あえて雑誌や漫画、テレビ番組の絵本や名作のダイジェストは置かず、選びぬかれた絵本や童話など3万冊の本をそろえていた本屋さん。
週末には、店内で『おはなし会』が開催され、多くの子どもや親が集まり、長い間、子どもにも親にも親しまれてきた本屋さん。
そんな素敵な本屋さん『メルヘンハウス』に、閉店前にもう一度行きたい!!と思い、行ってきました。
5台ある駐車場は満車。近くにパーキングがいくつかありますが、どこも満車!!
近くをぐるりとドライブし、時間をおいて再挑戦!!
ようやく空車を見つけました。
入り口横の壁にはかわいい動物たちが描かれています。
このかわいい動物たちともさよならするんだと思うと、 さみしくなります。
記念に、入口前で家族で写真を撮りました。
店内は、人人人!!!
赤ちゃんから、小さい子ども、小学生、そして子どもたちの親、おじいさんおばあさんまで多くの人でごった返していました。
子どもに絵本を読み聞かせている方、真剣に絵本をみている子ども、楽しそうにしている子ども、絵本や本をじっくり読んでいる方、お気に入りの本を選んでいる方・探している方、買い物かごにたくさんの本を入れている方・・・
さまざまな人たちがいました。
閉店間近ということもあり、いっぱい絵本や本が並んでいた棚は、すっからかん。
閉店時には、ほとんど残っていないかもしれませんね。
店内には、絵本作家さん、作家さん、そしてお客さんから贈られた絵つきのメッセージがいっぱい掲げられていました。
一つ一つのメッセージをじっくりと読ませていただきました。
想いが詰まったメッセージの数々。
多くの方に愛されているんだなぁと感動しました。
ネット通販はとても便利です。
しかし、私は絵本を選ぶときは手にとって中身をじっくり読んで購入したいと思っています。
どんな本があるか店内を見て回り、お気に入りの絵本を見つけた時の心が躍る喜び。
どんな絵本を選べがいいか困った時、絵本選びを手伝ってくれる本屋さん。
世代を超えて子どもも親も集まる本屋さん。
そんな本屋さんが閉店することが、とても残念です。
息子は今はまだ1歳ですが、将来、多くの方に愛されていた『メルヘンハウス』という本屋さんがあったことを伝えたいと思います。