生後3ヶ月になってすぐの頃、産院で行われるベビーマッサージ教室に参加しました。
その時、『むぎゅむぎゅ体操』をしました。
ちなみに、『むぎゅむぎゅ体操』は、私がつけた名前です。
「むぎゅっむぎゅっむぎゅっ」と言いながら、ベビちゃんの両腕を肩から手首に向かって「むぎゅっむぎゅっむぎゅっ」と握っていき、手首まできたらパっと手を放します。
すると、ベビちゃんはビクッと両手を広げます。
何ともかわいい様子です。
これは、『モロー反射』というそうです。
モロー反射は『原始反射』のひとつです。
原始反射って何?
原始反射は、赤ちゃんの意思に関係なく、特有の刺激に対して反応を示す中枢神経系由来の反射行動とされます。
人間として進化する前からある名残であったり、赤ちゃんの成長段階で必要なものであったりします。
原始反射は、正常に成長し前頭葉が発達すると、次第に消えていきます。
(参照:Wikipedia)
原始反射の出方を調べることで中枢神経系の発達や以上の診断ができるため、1ヶ月健診の時に先生が確認していますね。
モロー反射とは?
モロー反射とは、赤ちゃんが大きな音がしたり体に触れられた時などの急な刺激に対して驚き、何かに抱きつこうとするように大きく両手を広げることをいいます。
脳幹レベルでの反射の1つでオーストリアの小児科医エルンスト・モローが発見したので「モロー反射」と呼ばれています。
通常4か月で消失します。
この時期だけのモロー反射がついに消失!!
「赤ちゃんのモロー反射は今の時期だけですよ」と講師の先生に教えてもらいました。
もうすぐ、このかわいい『モロー反射』がなくなると思うとさびしい限りです。
これは夫にも教えなきゃ!!と思い、その日すぐに伝えると、「かわいい!!かわいい!!」と連呼してモロー反射を楽しんでいました。
その日以降、スキンシップの一環として毎日のように『むぎゅむぎゅ体操』をしました。
もちろん、この時期だけの貴重な様子を、動画にもおさめましたよ~。
そんなかわいい『モロー反射』
生後3ヶ月半を過ぎた頃、ついに消失してしまいました。
ベビちゃんが日々成長していることを実感できてうれしいのですが、少しさびしくもあります。
その他の原始反射についても調べたので、紹介します。
手掌把握反射
赤ちゃんの手のひらに指をあてると、ぎゅっと握り返してくれます。
これが手掌把握反射です。
手掌把握反射は、赤ちゃんがママから落ちないための反射だと言われています。猿だった頃からの名残とも言われているそうです。
生後4~6ヶ月頃に消失します。
足底把握反射
足底把握反射とは、赤ちゃんの足の裏をぎゅっと押すと、足の指を5本ともぎゅっとまげて握ろうとする反応をいいます。
手掌把握反射と同様に、猿だった頃の名残と考えられており、ママから落ちないようにするための反射だと言われています。
生後9~10か月頃に消失します。
探索反射
赤ちゃんの頬や口のまわりに、指などが触れると、口を開きながら触れた方向へ顔を向ける反射です。
ママの乳首を探すために備わっています。
生後3~5か月頃に消失します。
捕捉反射
赤ちゃんの頬やくちびるに触れたものをくわえる反射です。
ママの乳首をくわえて母乳を飲む準備をします。
生後3~5ヶ月頃に消失します。
吸啜(きゅうてつ)反射
吸啜反射とは、赤ちゃんの口もとに乳首や指を近づけると、強く吸おうとする反射で、赤ちゃんが生きるための栄養を摂取するためにとても重要な反射です。
吸啜反射があるから、赤ちゃんはミルクやおっぱいを吸う事ができます。
通常、生後6か月頃には消失します。
出産後まもなく、LDR室でママの乳首を上手に吸うことができるのは、この探索反射、捕捉反射、吸啜反射があるからですね。
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まとめ
赤ちゃんの原始反射にはさまざまなものがありますが、生後まもなくにみられて、生後5~6ヶ月には消失するものが大半です。
一時しか見られない貴重でかわいい様子を、スキンシップの一環として楽しみましょう。
また、反射が弱かったり、消失しないときは、異常の早期発見になります。
スキンシップしながら、発達の確認をして、赤ちゃんを見守っていきましょう。