35歳共働きママののほほ~んマタニティ&育児日記

~妊活を乗り越えて、ついにママになりました!!~

0歳の赤ちゃんのインフルエンザの予防接種と予防策について

あと数日で12月になりますね。

そろそろ『インフルエンザ』が流行する時期に入ります。

感染症のイラスト

この時期、赤ちゃんがいるご家庭の方は、赤ちゃんがインフルエンザにかかってしまわないか心配になりますね。

大人は予防接種を受けて対策できますが、赤ちゃんはいつから接種を受けることができるのでしょうか。

我が家の生後8ヶ月のベビちゃんのインフルエンザ対策のために、色々と調べましたのでご紹介したいと思います。

【目次】

 

 

インフルエンザについて

 インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。

今年のインフルエンザは・・・

季節性インフルエンザのウイルスには、A(H1N1)亜型(平成21年に流行した新型インフルエンザと同じ亜型)、A(H3N2)亜型(いわゆる香港型と同じ亜型)、2系統のB型の4つの種類があり、いずれも流行の可能性があります。流行しやすい年齢層はウイルスの型によって多少異なりますが、今年も、全ての年齢の方がインフルエンザに注意する必要があります。

(引用元:平成29年度 今冬のインフルエンザ総合対策について|厚生労働省

 

インフルエンザ流行レベルを知りたい方は、国立感染症研究所の『インフルエンザ流行レベルマップ』を利用すると便利です。

流行状況の指標が、都道府県別に色分けされて表示されます。

私は、毎年、仕事(薬剤師)で利用していますよ!!

『流行レベルマップ』

(2017年12月27日現在)

 

インフルエンザの予防接種について

インフルエンザの予防接種は、「任意接種」のため、希望すれば自己負担で接種を受けることができます。

予防接種には予防接種法により接種が推奨されている「定期接種」と、個人の判断で受けるかどうか決められる「任意接種」があります。

 関連記事:乳児の予防接種についてまとめてあります。

smile-happy-family.hatenablog.com

 

赤ちゃんはいつから接種を受けられるか

 インフルエンザの予防接種は、生後6ヶ月から受けられます。

ただし、『1歳未満児については対象数が少なく、有効性を示す確証は認められなかった。』という見解が出されています。

(引用元:乳幼児(6歳未満)に対するインフルエンザワクチン接種について-日本小児科学会見解

 

 また、厚生労働省からは・・・

乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、概ね20~60%の発病防止効果があったと報告されています。また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告も散見されます。
しかし、乳幼児をインフルエンザウイルスの感染から守るためには、ワクチン接種に加え、御家族や周囲の大人たちが手洗いや咳エチケットを徹底することや、流行時期は人が多く集まる場所に行かないようにすることなどで、乳幼児がインフルエンザウイルスへ曝露される機会を出来るだけ減らす工夫も大切です。

(引用元:インフルエンザQ&A|厚生労働省

 

つまり、6ヶ月から接種はできますが、1歳未満の赤ちゃんへのインフルエン予防接種の効果は医学的に証明されておらず、家族がインフルエンザ予防接種を受けることと、手洗い、うがい、人が多く集まる場所へ行かないなどの感染予防をすることが大切だということです。

ただし、症状の発症をおさえたり、重症化を防ぐ効果があったという報告もあり、赤ちゃんが接種を受けられないわけではありません。

赤ちゃんに接種をする場合は、保護者の方が十分にリスクとベネフィットを考慮した上で、医師と相談して行いましょう。

 

赤ちゃんに接種を受けさせるかどうか迷ったら

赤ちゃんにインフルエンザの予防接種を受けさせるべきかどうか、悩みますよね。

もし、外出する機会が多く、保育園や満員電車など人が密集する場所で過ごすことが多い場合は、インフルエンザに感染する可能性が高くなるため、予防接種を受けさせておいた方が安心かもしれません。

外出する機会が多くても、近所の公園やスーパーなどで、基本的には家で過ごすことが多い場合は、家族がインフルエンザ予防をすることで感染を防げる可能が高くなります。

それぞれの家庭の状況により、赤ちゃんに予防接種を受けさせるか検討しましょう。

 

赤ちゃんの接種方法

6ヶ月以上3歳未満は1回0.25mLを2~4週間の間隔をおいて(4週間おくことが望ましい)2回接種します。

参考までに、3歳以上は1回0.5mLを2~4週間の間隔をおいて2回、13歳以上は1回0.5mLを1回接種します。

赤ちゃんや子どもは免疫力が低く不安定であるため、効果を高めるために2回接種します。

インフルエンザの予防接種を受けると、他の予防接種を受けられないこともあるため、医師と一緒に予防接種のスケジュールを立てるようにしましょう。

また、インフルエンザの流行のピークが始まる12月までに1回目の予防接種を行い、遅くても12月中旬までに2回目を終わらせることができるとよいですよ。

大人など1回接種の場合は、12月中旬までに接種を終えることが望ましいです。

 

卵アレルギーがある場合は注意を!!

 インフルエンザのワクチンは、製造過程で鶏卵の中で培養・増殖させているため、ごく微量ですがワクチンに卵の成分が含まれることがあります。

そのため、卵アレルギーがある赤ちゃんは、副作用が強く出たり、アナフィラキシーショックになる可能性があるので注意が必要です。

卵アレルギーでもインフルエンザの予防接種は受けても問題ありませんが、対応は医療機関により異なるため、医師に申告し相談した上で予防接種を受けましょう。

 

離乳食をスタートしていなかったり、初めて間もない赤ちゃんは、どんな食べ物にアレルギー反応が出るかわかりません。

医師と充分話し合い、アレルギー検査を行ってから接種を決めるようにしましょう。

 

予防接種の料金

 インフルエンザの予防接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません。

原則的に任意接種のため、全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。

1回の接種にかかる費用は3,000円程度と言われていますが、2,000円以下~5,000円以上と大きなばらつきがあります。

これは、医療機関が接種費用を独自に設定しているためです。

近くの病院の接種料金を比較して安い病院で接種するといいですよ。

 

予防接種法に基づく定期接種の対象者等は、公費負担されているところもありますので、お住いの市区町村に問い合わせてみてください。

また、企業や保険組合によっては補助を出すところもありますので、補助が受けられるかどうか確認してみるといいですよ。

 

インフルエンザの予防策

先ほども述べましたが、

生後6ヶ月から接種はできますが、1歳未満の赤ちゃんへのインフルエン予防接種の効果は医学的に証明されておらず、家族がインフルエンザ予防接種を受けることと、手洗い、うがい、人が多く集まる場所へ行かないなどの感染予防をすることが大切です。

 

インフルエンザを予防する有効な方法は

  1. 流行前のワクチン接種
    1歳未満の赤ちゃんがいる家庭の場合、周りの家族が予防接種を受けることが推奨されています。
  2. 飛沫感染対策としての咳エチケット
    インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴による飛沫感染です。飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。特に感染者がマスク等の飛沫感染対策を行うことが重要です。
  3. 外出後の手洗い等
    流水・石鹸による手洗い。アルコール製剤による手指衛生も効果があります。
  4. 適度な湿度の保持
    空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
  5. 十分な休養とバランスのとれた栄養接種
  6. 人混みや繁華街への外出を控える
    飛沫感染等を防ぐことができる不織布製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。

 (引用元:インフルエンザQ&A|厚生労働省

 

 我が家のインフルエンザの予防策

ベビちゃんは、生後8ヶ月です。

我が家では、ベビちゃんのインフルエンザの予防接種は見送りました。

そして、パパとママが予防接種を受けました。

今年は今の時期、インフルエンザのワクチン不足のため接種を行なっていない医療機関も出てきています。

我が家も予定していた医療機関が、ワクチン不足となってしまったため、急遽他の医療機関へ行ってきました。

接種後、効果があらわれるまでに2週間はかかるので11月中には接種を済ませておきたかったのですが、10月末に風邪をひいてしまい…。ようやく復活。何とか11月中に接種することができました。

まだの方は、お早めに!!

 

あとは、外出時のマスク着用、外出後の手洗い・うがい、人混みへの外出を控えること、室内の加湿で、インフルエンザ対策をすることにします。

ベビちゃんのためにも、パパもママもインフルエンザに感染しないようにしなくては!!

 

まとめ

赤ちゃんのインフルエンザの予防接種と対策について紹介しました。

赤ちゃんをインフルエンザ感染から守るためには、家族など周りの大人がインフルエンザに感染しないよう予防対策を行うことが重要です。

生後6ヶ月から予防接種を受けることができますが、もし接種を行う場合は、リスクとベネフィットを考慮し、しっかりと医師と相談の上、慎重に行うようにしましょう。